病院の概要

患者安全と医療の質の管理

クオリティ・マネジメント・センターについて

当院では患者安全と医療の質の管理部門として、クオリティ・マネジメント・センター(以下、QMC)を設置しています。
QMC では当院で診療を受ける患者さんやそのご家族が安心して医療を受けられるよう、また、当院で働くすべての職員が目的意識を持ち、やりがいと達成感を得られるよう医療の質管理部門と連携し、組織横断的に医療の質に関する改善活動を推進しています。


医療の質改善活動

クオリティ・インディケーター

2015年度からクオリティ・インディケーター(以下QI)を用いて、各部門のサービスに特有な課題の改善に取り組んでいます。

年度 2018 2019 2020
QI数 103 113 102
改善数 42 50 42
改善率 40.8% 44.2% 41.2%

※ 改善数は目標値を4カ月(4回)連続で達成したQIの数

 
主なクオリティ・インディケーター
 
各現場の完全活動をサポート

  • 品質改善計画の立案をサポート
  • データ収集および集計をサポート
  • 計画に沿ってPDCAが効果的に回るようサポート

医療の質改善に関する職員教育

すべての診療科、部署、診療チーム単位にクオリティ・マネージャー(QM)を任命し、QMに対してe-ラーニングや講習会などにより医療の質改善に関する基本的な教育を行っています。

クオリティ・マネジメント委員会

当院の医療の質を適切に管理・評価することを目的に四半期毎(年4回)に委員会を開催しています。
 

医療の質・医療安全監査委員会(外部監査)

医療の質・医療安全対策・感染対策の実施に係る体制及び業務の状況を監査し、安全で安心な医療を提供することを目的に以下に定めた委員を招いて監査を実施(年2回)しています。

  • 医療を受ける者の代表
  • 法律に関する識見を有する者
  • 医療の安全管理に関する識見を有する者
  • 医療を提供する者の代表

 


文書管理

各部門や部署で作成した患者安全と医療の質に関するプログラム、方針書(ポリシー)をQMCで一元管理しています。

部署種別 承認文書数
プログラム 41
ポリシー 255
手順書 40
合計 336

プログラムは年1回、ポリシーは3年毎に管理部署に定期改訂を依頼しています。作成または改訂された文書はQMCで校正、校閲を行い、病院の承認を得て全職員に公開しています。
 


病院プロジェクトマネジメント

QMCはProject Management Office(PMO)の役割も担っています。プロジェクトのカギを握っているプロジェクトリーダーをサポートし、プロジェクトを成功へと導いています。
2018年度から2019年度は患者サービスの一環として、患者さんからの様々な電話による問い合わせに24時間対応することを目的としたプロジェクトを開始し、2020年1月に患者コールセンターが開設されました。その結果、患者さんからの電話による問い合わせの約80%が患者コールセンターに集約されるようになりました。

現在は2023年5月に計画されている電子カルテシステムの更新に向けて、カルテ利便性向上プロジェクトが進んでいます。
 


2023年度負担軽減計画書(勤務医)


2023年度負担軽減計画書(医療従事者)