診療部門のご案内

総合診療・地域医療科

診療内容・専門分野

理念

私たちは臓器からの視点のみでなく全身を機能的にみます。内科系の全領域に広い知識・洞察力を持ち、身体・精神の統合(全身)的・機能的視野から診断・治療を行ないます。
(日本内科学会ホームページ「総合内科専門医の医師像」より引用)

 

診療の実際

当科は救命救急センターのなかで、おもに内科救急の患者さんを担当します。ショック・外傷を含め、重症患者さんを対象とする、救命救急科と協力して診療します。専門科枠にとらわれること無く、あらゆる患者さんに対応できるよう心がけます。当院には包括的がんセンター、心臓病センター、脳卒中センターなどの高度な先進医療を提供する部門があります。しかし、患者さんのなかには、どこの診療科にも当てはまらないような、めずらしい症状で来院される方がいらっしゃいます。あるいは、未だにきちんと診断されていない方や、健康診断で異常を指摘されたけれども、どこへ行ったら良いのか分からないという方もいるでしょう。そのような際に、まずは診察させて頂くのが当科の役割と考えています。そして、診察の結果、例えば埼玉医科大学病院の方がより専門的な治療を受けられそうであれば、さらに紹介させていただくことがありますからご了承ください。
一方、当科では地域の病院やクリニックから、ご紹介があった場合には出来る限り速やかに診察します。外来患者さんのみでなく、地域の先生方に往診や訪問診療で診ていただいている患者さんであっても、ご相談のうえ当科へ入院して治療を受けていただきます。その後、状態が安定されましたら、お住まいに近い病院や施設へ移っていただけるようスムーズに地域の先生へタスキをつなぎます。

 


対象疾患

次のような救急疾患が対象となります。

 

高血圧緊急症、急性呼吸不全、急性腹症、高血糖緊急症、低血糖、感染症(肺炎、急性胆のう炎など)、不明熱、るいそう、栄養失調、脱水などです。具体的な症状としては、以下の1から10に示す通りです。
年齢を問いませんが、15歳未満の小児についてはお問い合わせください。なお、婦人科・眼科・耳鼻科・皮膚科疾患には、対応しかねますのでご了承ください。また、心臓疾患(急性冠症候群、急性心不全、不整脈、肺塞栓症など)や、脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)・神経救急疾患はそれぞれ心臓病センターおよび脳卒中センターが担当します。

 

  1. 血圧が収縮期180mmHg以上、または拡張期120以上
  2. 息苦しい、体を動かすと息切れがする
  3. 急にお腹がいたい
  4. 嘔吐、吐血、下血
  5. 血糖値が極端に高い(400mg/dl以上)、または低い(70以下)
  6. 原因不明の発熱
  7. 原因不明の体重減少
  8. 食欲がない、食べられない
  9. のどが渇く
  10. 尿量が少ない

 


外来医師診療表

 
初診 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --
午前 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --
午後 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --

紹介時のお願い

ほとんどが緊急時でしょうから予約は要りません。原則的に下記のホットラインへご連絡ください。緊急性が低ければ、予約センターまたは地域医療連携室(042-984-4433)へご連絡ください。多くの患者さまを受け入れさせて頂くためには空床が必要です。状態が安定されましたら早めに逆紹介させていただきます旨を、ご家族に一言お伝えください。また、感染症コントロールのため喀痰・尿培養検査をお願いするかもしれません。

 


救命救急センター ホットライン

042-984-4199(24時間対応)

 


地域医療連携室

042-984-4433(平日8:30~17:30)

 


地域連携への取り組み

診療部門とは無関係に速やかに診療いたします。例えば、「腫瘍マーカーが高い」と言うだけでも、患者さんにしてみれば不安で仕方ないのです。本来ならば近隣のクリニックを案内しておりますが、ご希望があれば診察させていただきます。ただし、この場合でも紹介状がないと自費負担が生じますのであらかじめご確認ください。

 


担当医師

診療部長、教授

真下 由美

専門分野
内科学、消化器病学、消化器内視鏡学(消化管)
主な資格
日本内科学会認定医、日本消化器病学会関東支部評議員・専門医、日本消化器内視鏡学会指導医・関東支部評議員

助教

坂本 博史

専門分野
総合診療、泌尿器科一般

外来医師診療表

 
初診 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --
午前 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --
午後 -- 真下 由美 坂本 博史 -- -- --