部 署 | 2023年度の取り組み項目・内容 | 現在の問題点 | 目標達成のために必要な取り組み等 | 目標達成 までの期間 |
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看護部 | 看護職によるスキャナー業務負担を軽減する。 | 看護師によるスキャナー業務が時間外勤務の一要因となっており、スキャナー業務の整備が必要と考える。 | 1.診療録の管理において、スキャナーし保管が必要な書類の整理を行う。 2.夜勤帯へのスキャナー取り込み業務のシフト。 3.高速スキャナーを準備し処理能力をあげる。 4.看護助手へのスキャナー作業の指導と実施。 |
2024/3/31 | |
支援体制や各部署での業務改善を行い、部署間による残業時間の差をなくし、平均化する。また、40時間/月以上の職員をゼロにする。 | 看護部の残業時間の月平均は2022年度6時間程度と、昨年より増えている。また、部署により差があり、職員によっては月40時間以上の職員がいる。部署の偏りもあり、所属長と面談し業務改善を促したが、改善はみられなかった。さらに適切な残業手当かの検討も必要である。 | 1.リリーフ体制や、月単位の支援体制を充実させ、部署間の業務負担の差を無くす。 2.残業時間の多い部署の看護師長と面談し、業務改善できることはないか、一緒に検討する。 3.離職率が高かった部署の離職率を10%以内にする。 |
2024/3/31 | ||
患者支援センターにおける入・退院支援業務の充実を図り、病棟看護師の退院調整の負担を軽減する。 | 病棟により、入院件数や入退院支援加算の算定件数等にも差がある。今後、病棟の入退院支援に係る実績を踏まえ、退院調整支援看護師の専従配置病棟を検討する必要がある。 | 1.2022年度の実績を踏まえ、退院支援看護師の専従・専任の調整を行う。 2.患者支援センターへの看護師の適正配置。 3.医務課との連携を密にとる。(1回以上/月以上の情報交換) |
2024/3/31 | ||
委託業者による看護助手の派遣により、夜勤勤務帯の業務負担を軽減する。 | 夜勤帯は看護師の人数も少ないため、多くの患者担当することになる。また、看護助手もいないため、トイレ介助や食事介助、また、薬剤部や検査室へのメッセンジャー業務等、すべて看護師の業務となっている。 | 1.急性期看護補助加算、夜間100:1の導入に向け計画的に取り組む。 2.今年度の途中からの導入に向け、業務内容の検討を行い、人材を効果的に活用する。 | 2024/3/31 | ||
薬剤部 | 薬剤師の増員による看護師・薬剤師の残業時間短縮。 | 業務量の過多、業務手順の形骸化や老朽化、ローカルルールの多発などにより業務の効率化が遅れ、残業が増えることで離職者も絶えない。 | 薬剤師10名の増員を派遣職員も含めて検討中。これを実現し、ハイケアユニットでの病棟薬剤業務配置加算を取得しつつ、病棟薬剤師の業務について38患者に1名のところ27患者に1名程度まで負担軽減する。ケアする病棟が増えることで看護師の負担軽減にもなる。 | 2024/3/31 | |
調剤助手の増員と、学生アルバイト、委託業者へのタスクシフティング。 | 現行、6名の調剤助手が勤務しているが、薬剤部内の業務を分析すると、薬剤師以外の職員で賄うことができる業務がまだまだたくさんある。 | 昨年度中に、外来化学療法室、調剤室、手術室等、様々な業務でMAを活用できることが証明できた。できれば病棟業務等でも、専任のMAを配備したい。5名以上の増員を要望する。 | 2024/3/31 | ||
中央手術部 (麻酔科) |
消毒滅菌業を専用のスタッフに依頼する。 | 専門のスタッフの他、ナース(特に夜間)が入る。 | 器材センターの充実と活用。専用スタッフの充実。 | 2024/3/31 | |
ナース、 CE、 MAの勤務時間を減らす。 | 超過勤務時間が多い(特にCE)。 | 勤務内容を制限できないため、人数の充実がよい。 | 2024/3/31 | ||
中央放射線部 | 早朝(6:00-8:00)のICU系のポータブルX線撮影業務体制の改善。 | 早朝(6:00-8:00)のICU系の定期ポータブルX線撮影業務(30件程)が、24時間の継続勤務者(当直業務技師)の業務となっているため、規定時間の休憩が取れない当直者にとって大きな負担となり疲弊している。 | ①該当するICU系病棟に対し、撮影時間帯の後方への移動(可能なら8:30以降の通常時間帯へ)の申し入れを行い相談する。 ②上記①の撮影時間の移動が困難である場合には、早朝ポータブルX線撮影業務を行うフレックス勤務者としてポータブル業務者の増員を検討する。但し人員増が要件となるため増員要望を行う。 |
①2023/9/30 ②2024/3/31 |
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中央検査部 | 採血室の非常勤職員を募集して要員の増加を図り、要員不足を解消する。 | F棟外来化学療法室の稼働が開始され、採血人数が増加しているため、採血要員不足により採血業務、検査業務に支障をきたす可能性がある。 | 採血室の非常勤職員を募集して要員の増加を図り、要員不足を解消する。 | 2024/3/31 | |
血液型検査が複数回行われているため、医療従事者負担軽減と経費削減のため、血液型が確定している患者の検査を削減する。 | 電子カルテで、血液型依頼時に血液型が確定していることが同一画面で分からないため、血液型が確定されていても同一患者に複数回の検査依頼がある。 | 輸血システムで、血液型が確定している患者に血液型の依頼が入った場合にアラートがでるシステムを構築し、血液型の複数回検査を削減する。 | 2024/3/31 | ||
MEサービス部 | 新規導入時の医療機器安全研修や納入点検を納入業者に依頼し、臨床工学技士の負担を10%軽減する。 | 新規導入の医療機器の場合、納入時の点検は、初期不良品の発見に有効である。納入点検は定期点検内容と同様であり業務量は多くなる。2018年移行で納入点検は200~300台で推移しており、定期点検台数の10%に上る。また、新規導入時医療機器安全研修のために資料作成や講師など時間外勤務が多くなってしまう。 | 新規医療機器を購買部門へ申請し、決済が下りた後、納入前までにメーカと新規医療機器導入時安全研修と納入点検の実施を依頼する。 | 2024/3/31 | |
良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律(2021年5月28日公布)により、臨床検査技師等に関する法律施行規則第1条の2の改正され運動誘発電位検査(MEP)と体性感覚誘発電位検査(SEP)が臨床検査技師の業務範囲として拡大された。当院では臨床工学技士がMEP・SEPを実施している。MEサービス部と中央検査部において業務の仕分けや協力を検討する。 | ・全体的・慢性的な業務繁忙による人員不足状況。 ・脳外科手術で支援しているMEP・SEPは、法的に臨床工学技士の業務となっていない。 ・手術部への検査技師の介入がないため、中央検査部との調整であること。 |
MEP・SEP業務を中央検査部と定期的な話し合いを行い、業務内容の調整を図る。 | 2024/3/31 | ||
栄養部 | 来年度の電子カルテの更新に合わせて食事・栄養システムを見直し、委託会社と同一のシステムを使用することにより業務の削減及び委譲を図る。 | 病院側のシステムと委託側のシステムが違う為、食数データーの受け渡し作業や帳票印刷などの業務がお互いに必要となっている。また、業務を委託業者へ委譲を検討する場合でも同一のシステムであれば委譲もスムーズに行えると考える。 | 委託会社の給食システムの更新。 | 2024/3/31 | |
リハビリ訓練室 | カンファレンスで療法士が報告する内容を吟味し、医師や退院支援看護師が必要な情報をもれなく記載する。 | カンファレンスで療法士が報告する内容はリハビリテーション分野ではよく使われる言葉でも他分野の職種ではわからないことがある。また退院や転院を検討する際、リハビリ職種からの運動、摂食嚥下機能や高次脳機能等の予後予測が不足していることがある。 | カンファレンスで報告する内容をリハビリ科、主科の医師と相談して周知させる。統一させるために記載用紙を作成する。 経験年数が少ない療法士が運動、摂食嚥下、高次脳機能等の予後予測ができるようカンファレンスの前に担当療法士同士で予後について検討する時間を設ける。 上記は2023年4月から取り組みを開始している。 |
2024/3/31 | |
病理診断部 | 切り出しの効率化のための病理認定技師によるサポートを強化する。 | 技師の経験度による技術のバラツキがあり、効率的に業務がなされているとは言い難い。 | 核となる技師と協調し充分な時間をかけた教育・指導を行う。 | 2024/3/31 | |
若手技師の教育による業務の円滑化を推進する。 | 多くの若手技師が病理検体の見方や知識が未熟である。 | 週1~2回の勉強会を継続し、資格試験への準備にも取り組む。 | 2024/3/31 | ||
過剰にオーダーされている免疫染色の件数を減少させたい。 | 時間、経費、労働などの投資が有効に回収されているのかの評価がない。 | 技師サイドからの情報(オーダー数やレポートへの還元)を元に自己分析を行う。 | 2024/3/31 | ||
診療情報管理室 | スキャン手順の整備。(時間の短縮、負担軽減) | 電子カルテ入替により、取り扱い伝票の増加。 ・入院・外来伝票の処理枚数の増加 ・保存必須伝票の振り分け ・不備伝票の処理(同意書不備の返却等) |
スキャンの効率化を図る。 スキャン手順の統一。 |
2024/3/31 | |
医務課 | レセプト担当者の時間外労働時間短縮。 | 45時間/月、360時間/年を超える時間外労働を行っている職員が多くいる。 職員の異動や退職によりレセプト担当職員が減少し、時間外労働時間が増加している。 |
レセプト従事者の増員。 レセプト経験年数の短い職員への教育の充実させ増員に繋げる。 退職者の減少。 |
2024/3/31 | |
総務課 | スタッフポートフォリオシステムを一新し、PC上で検索できるようにする。また、システムの簡便化により検索作業がスムーズに行える。 | 電子カルテ上でしか運用できないため、個人情報やプリビレッジ、職務記述書の入力に不便であった。 | 新システムの運用のための取り決め、事務方で入力する人事情報。 | 2023/7/1 | |
ホームページの作成補助。 | ホームページの更新が遅れる。もしくは、作成が出来ない。 | ホームページの更新に際して、担当職員がアドバイスすることでスムーズな作成を補助する。 | 2023/7/1 |