部 署 | 2023年度の取り組み項目・内容 | 現在の問題点 | 目標達成のために必要な取り組み等 | 目標達成 までの期間 |
|
看護部 | がん患者指導管理料 ロ医師又は看護師が心理的不安を軽減するための面接を行った場合(200点)、において医師又は看護師が実施し管理料を申請している。 | がん患者指導管理料においては、がんセンター外来にいる、スペシャリスト看護師を活用し管理料を申請しているが、2020年度・2021年度・2022年度と徐々に算定件数が減少している。 | 看護師が主体的に実施することで医師の負担は軽減する。また、看護師の介入により、患者の不安が軽減することは質の向上に繋がる。また、管理料の取得向上も目指す。 2023年度目標、910件以上。(2022年度実績) |
2024/3/31 | |
入院の説明の実施。(様式13の4(2)ア) | 2022年度の実績をみると、入退院支援加算月退院患者数が月平均1,310人いるが、算定件数は月平均288件で、算定率は平均22%と、前年度より減少している。 | 専従の看護師の適正配置と病棟内での協力体制を強化することで件数を増やすとともに、効率化や内容の充実も目指す。 2023年度目標、入退院支援加算Ⅰ(入院基本料)月平均288件以上、算定率平均22%以上。(2022年度実績) |
2024/3/31 | ||
外来化学療法室治療実績の向上。 | 外来での化学療法治療は、毎年増加傾向にあった。しかし、2022年度、F棟2階に外来化学療法室が77ブーズ開設したが、2022年度の治療実績は、2021年度・2020年度より、減少している。 | 静脈注射レベルⅢ有資格看護師を適正配置し、外来化学療法室治療実績件数を増やす。また、安全で、安心な治療環境を目指す。 2023年度目標、通院治療センター化学療法治療実績 年19,626件以上。(2022年度実績) |
2024/3/31 | ||
特定行為研修、受講者の増員。 | 看護師特定行為の研修修了者が、現在7名いるが、実際に臨床で実践している看護師は4名である。特定行為研修修了者が臨床で行為を実践することは、勤務医の負担軽減に繋がる。今後も研修受講者を支援し、修了者の増員をはかる。 | 看護師特定行為研修の受講希望者が受講しやすいよう、実習協力施設になるなど、支援を行う。臨床での特定行為実践の件数を増やす。 毎年1名以上の特定行為研修修了者増員と、臨床実践者1名以上の増員。 |
2024/3/31 | ||
薬剤部 | 継続処方などの代行入力。(持参薬報告システムの有効活用) | 継続する処方等に関して医師に処方入力をお願いするも医師も業務が忙しくなかなか入力してもらえない現状がある。 | 院外処方せんにおける後発品から先発品への切替に関する問い合わせや残薬調整についての問い合わせに関する項目でPBPMを結ぶなどの検討に入りたい。持参薬報告からの処方についても検討を開始したい。 | 2024/3/31 | |
フォーミュラリーの活用支援。 | フォーミュラリーの作成はおこなっているが実際に活用頻度が低い。 | フォーミュラリーWGの体制の見直し。医薬品情報管理室による提携業務としての確立。データ加工とともに診療部長会議等での周知徹底を行う。 | 2024/3/31 | ||
薬剤部 | 外来腫瘍化学療法診療料1の確実な算定。 | センサーによる調製監査システムが本稼働できていない。電子カルテ入替による不具合が続いている。 | 抗がん剤調製ロボットへの調製タスクのシフトにより、薬剤師は対人業務を拡大する。ロボット調整割合を現行の40%から、目標の75%にする。 | 2024/3/31 | |
服薬指導を充実させ、薬剤に関する項目の患者満足度の向上。(Q25の向上) | 昨年度からの取り組みとして目標を達成できなかった項目の中で特にQ25においては年度平均55%と低い結果となった。 | 薬剤部内業務の見直しを行い、調剤助手などの増員を要求しつつ、タスクシフティングを敢行する。それにより薬剤師は、対人業務の充実を図り、より患者に対して見えるかを意識した業務を展開する。(満足度の目標は60%) | 2024/3/31 | ||
中央手術部 (麻酔科) |
月の勤務時間が通算で過剰にならないようにする。 | 当直回数が多い。 | 当直人数を減らせないか。(待機などの検討) | 2024/9/30 | |
当直明けは朝からフリーにする。 | 当直明けも午前中勤務にしている。 | 当直人数を減らせないか。(待機などの検討) | 2024/9/30 | ||
特定医行為をもったナースと共同する。 | ナースも人不足である。 | 特定医行為資格を持ったナースを増やす(3名ほど)。 | 2025/4/30 | ||
中央放射線部 | 医師の働き方改革に伴う業務拡大(タスクシェア/シフト)への対応。(告示研修の早期完了)(前年度からの継続:3年計画) | 厚生労働大臣が指定する研修の受講が業務実施の要件であり、研修の受講が義務化されている。 | 新業務に対する告示研修(基礎研修、実技研修)の早期受講の促進。 | 2024/3/31 (最終2025/3/31) |
|
中央検査部 | SOPや報告書類、スキルマップなどの確認、承認について簡略化する。 | 確認、承認作業に日付けの記載と押印をする必要があるため時間を要している。 | ISO15189管理システムを使用して、押印など電子化して業務量軽減につなげたい。 | 2024/3/31 | |
MEサービス部 | 各種委員会に臨床業務が多忙で参加が難しい医師に対して、web会議を併用して臨床からの参加を促す。 | 医師の働き方改革もあり、各種委員会の開催時間が日中(8:00~17:00)にすることが望ましい。しかし、日中であると手術等の業務があり、委員会への参加が難しい。委員の参加人数は委員会の成立に重要不可欠であるため、欠員は抑えたい。 | 従来の委員会のように出欠席だけではなく、web出席も可能とするように規定を改訂する。委員会開催時においてweb会議用の機材を準備し、配信できるようにする。 | 2024/3/31 | |
着用型除細動器(WCD)の操作説明に対応できる技士の増員。 | WCDの操作説明を医師に代わり技士が行っているが、対応できる技士の人数が少なく、急な要請や17時以降、土曜日の対応ができないことがある。 | WCDの手配、使用説明等を含む教育のできる技士を養成するため勉強会や実業務の見学等の教育を進め、2名から5名への増員を図る。 | 2024/3/31 | ||
栄養部 | 食事オーダーの権限委譲の範囲見直しや一括同意により代行入力作業の削減など見直しが可能か検討しシステムを見直す。 | 代行入力件数の増加は、見られるが承認までの時間を要している。食事オーダーの権限移譲の範囲を見直し管理栄養士権限の範囲拡大により医師の負担軽減を図る。 | 管理栄養士の食事オーダー権限の委譲についての検討。 | 2024/3/31 | |
リハビリ訓練室 | 医師がカルテに書く内容にもれがないよう文言を統一する。 | 転科や新たな手術などでリハビリ医師の療法士への指示箋の出し直しが必要な場合があるが、その際記載内容が不十分なことがある。 | 医師の記載内容をリスト化して準備する。療法士がチェックすることにより医師指示箋の記載漏れを防ぐ。 すでに取り組みを開始しているが2023年度の新任医師に上記の方法を伝え、早期に業務に慣れていただく。 |
2024/3/31 | |
病理診断部 | 切り出しの効率化のための病理認定技師によるサポートを強化する。 | 技師の経験度による技術のバラツキがあり、効率的に業務がなされているとは言い難い。 | 核となる技師と協調し充分な時間をかけた教育・指導を行う。 | 2024/3/31 | |
若手技師の教育による業務の円滑化を推進する。 | 多くの若手技師が病理検体の見方や知識が未熟である。 | 週1~2回の勉強会を継続し、資格試験への準備にも取り組む。 | 2024/3/31 | ||
診療情報管理室 | 略語変換システムの整備。 | JCI基準(MOI4 ME5)に基づき略語の使用制限を行っているが、サマリーの略語使用率が平均40%前後となっている。 | 略語支援システムの普及と利用頻度の高い単語登録。 患者に関する文書への略語使用禁止の周知。 |
2024/3/31 | |
医務課 | ベッドコントロール業務を円滑に行う。 | ベッド稼働が高いことから予約(予定)・緊急入院患者の入院ベッドの決定に時間を要することがある。 | 病床管理医長、病棟医長と協働し入院(病棟)病床の調整を行う。 | 2024/3/31 | |
総務課 | スタッフポートフォリオシステムを一新し、PC上で検索できるようにする。また、システムの簡便化により検索作業がスムーズに行える。 | 電子カルテ上でしか運用できないため、検索に不便であった。 | 新システムの運用のための取り決め、事務方で入力する人事情報。 | 2023/7/1 | |
ホームページの更新補助。 | 医師は多忙な為にホームページの更新に必要な情報が事務担当者に届いていなかった。 | 情報収集の担当者を選出し、更新が遅れている診療科に出向いて情報を収集する。 | 2023/7/1 | ||
医師事務作業補助者によりデータベース登録補助を行う診療科・登録対象データを拡大し医師の事務作業負担軽減を図る。 | 医師事務作業補助者の専門知識、作業処理能力の不足。 | 研修による専門知識の習得、マニュアルを作成し作成内容の均一化と効率化を図る。 | 2024/3/31 | ||
診療科・病棟へ医師事務作業補助者を配置。 | 勤務場所の確保、医師事務作業補助者の業務の確立。 | 配置に関し病棟・診療科より情報収集し、配置する医師事務作業補助者の業務指針の作成。 | 2024/3/31 | ||
病院 | 初診時の予診の実施。(様式13の4(2)ア) | 実施中 | |||
静脈採血等の実施。(様式13の4(2)ア) | 実施中 | ||||
入院の説明の実施。(様式13の4(2)ア) | 実施中 | ||||
検査手順の説明の実施。(様式13の4(2)ア) | 実施中 | ||||
服薬指導。(様式13の4(2)ア) | 実施中 | ||||
勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制の実施。 (様式13の4(2)イ①) |
実施中 | ||||
予定手術前日の当直や夜勤に対する配慮。 (様式13の4(2)イ③) |
実施中 | ||||
当直翌日の業務内容に対する配慮。 (様式13の4(2)イ④) |
実施中 | ||||
交替勤務制・複数主治医制の実施。 (様式13の4(2)イ⑤) |
実施中 | ||||
育児・介護休業法第23条第1項、同条第3条又は同法第24条の規定による措置を活用した短時間正規雇用医師の活用。(様式13の4(2)イ⑥) | 実施中 |